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旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG『クロノ・トリガー』のラスボス最終形態。ラスボスだからラヴォス その名の通りラヴォスの核とも言える存在であり、外殻→中身→コアと続くラヴォスとの三連戦のトリを務める。 星に発生した全ての生命の遺伝子をその体内に蓄えており、二つのビットを従えクロノ達に襲いかかってくる。 + ラヴォスについて(ネタバレ注意) 異星生命体であり、簡単に言うと星の寄生虫。 同じ星のどの生物とも異なる独特の鳴き声が特徴。 宇宙を移動しながら生命力のある星を探し、標的を見つけると星に落下して地中に潜り星に寄生する。 寄生した星のエネルギーと地上の生命の遺伝子を内部のコアに蓄え続け、時期が来ると地上に現れてその星を破壊しつくし、 子供であるプチラヴォスを大量に産み落とす。 このプチラヴォスもいずれ宇宙へ旅立ち親と同じように星に寄生するプロセスを行う。 そのためクロノたちの星に寄生したラヴォスも昔はプチラヴォスであり、 この個体以外にも多くのラヴォスが宇宙に存在し、星を滅ぼし続けているはずである。 一つの星を滅ぼすのに何千万年もの時を要するものの、ぞっとしない話である。 なお、続編の『クロノ・クロス』では、星を生きる何億もの生命の中から星の意思と結合に成功した者が現れた時、 分岐した新しい平行宇宙が生まれているとされており、星というのは平行宇宙の素になる卵子なのである。 つまり、星々を喰うということは宇宙を喰っているということなのだ。 星を喰らうだけあってラヴォスの能力は非常に高い。 特に攻撃力に関しては外殻から針のようなニードルを地球全域(最大射程)まで飛ばして 「天からふりそそぐものが世界をほろぼす」(原作文そのまま)ことが可能である。 更には地球上の生命体の遺伝子、記録から得た能力を模倣する事も可能。 非生物である機械の能力も模倣しているが、それもまた生物が作ったものだと考えれば不自然ではないだろう。 というか、『クロス』も考えると、単なる遺伝子だけでなく時間を超えて星の歴史ごと喰らっているのかもしれない。 ラヴォスが現れた事が原因で時を越える事のできる現象、 時空の狭間「タイムゲート」が発生するようになり、 このゲートによって時空を越える旅をすることとなった主人公のクロノ達(A.D.1000の人間)は、 滅びの未来において、地球がラヴォスによって滅ぼされる事を知った。 そしてラヴォスを倒し、滅びの未来を変えるため時を越えた旅に出る事になる*1。 ラヴォスの軌跡は以下の通り 原始(B.C.65000000):地球に激突し、そのまま地中深くに潜り込んで地球に寄生した。「炎を纏う大岩」「灼熱の火球」などと表され、この様子を見た当時の人間達が「火」を意味する「ラ」と「大きい」を意味する「ヴォス」を合わせて呼んだことがその名の由来である。 古代(B.C.12000):魔法王国ジールでラヴォスを新エネルギーとし、魔神器を媒体として使われるがジール女王がその力に溺れ、最終的に暴走を引き起こし、魔法文明は滅び去った。しかしラヴォスが放った光は氷河期を終わらせた。 中世(A.D.600):魔王により一時的に目覚めるが、儀式の失敗により巨大なゲートを発生させるのみに止まる。本来の歴史では邪魔されることなく魔王はラヴォス召喚の儀式を行なって自滅したと思われる。 運命の日(A.D.1999):眠りから目覚め、地球上の生命をほぼ死滅させる。 未来(A.D.2300):プチラヴォスはいるが、ラヴォス本体は行方不明(おそらく他の星へ飛び立ったのだと思われる)。 ラヴォスは三形態存在し、ウニのようなトゲトゲの外殻と頭部が第一形態(一般的にイメージされる事が多い姿)。 体内にて中枢部に上半身だけ生えた姿の第二形態(彼に似ていると言われることがある)。 そして最終形態がラヴォスコアである。 + 実は…… 上記の画像のように、「人型の本体が二体のビットを従えている」ようにしか見えないのだが (登場時も最初に中央の人型が登場し、その後に人型が左右のビットを呼び出しているように見える)、 実はプレイヤーから見て右側のビットこそが本体「ラヴォスコア」である。 左のビットは「ラヴォスビット」、真ん中の人型は「センタービット」という名前。 作中それまでのボス戦でもこの形式で出た相手は本体が真ん中であったため、 中央の人型ビットを破壊して安心した所でビットの蘇生を行われ、絶望した人も少なくないはず。 ちなみに第二形態も左右両手+中央の人型という似た形式のバトルになっている。 両手がある間は、胸部装甲を手で開いてビームを放つ攻撃を使ってくる。 こちらはごく普通に中央が本体…なのだが、左右の手でHPが異なっている上に、 片手だけ残すとステータス異常防御を無効化する「守封」など危険な技を使用してくるため、 全体攻撃でまとめて薙ぎ払うのは御法度になっており、最終形態とはまた違った意味でだまし討ちをかけてくる。 どうやらこの手のだまし討ちはラヴォスの得意技らしい。 まぁ上述通り登場時の姿がセンタービットである事やコアがセンターから見て左側にある事を考えると体内から心臓を出現させてるようにも見えるので、 戦闘前会話での各キャラクターの「人間の姿……この星の生き物 すべての力を持っているのでは」的な台詞もあながち間違いではないだろう。 + 余談 なお、DS用リメイクが発表された時に真っ先に変更点の予想として挙げられたのは、 「本体の位置が左右逆になる」のでは?であった。 結局ゲーム本編自体はほぼベタ移植だったので実際には変わらず右のままだったけど。 + 他のラスボスとの相違点 文字通りのラスボスではあるが、他のラスボスとの一番の違いが戦えるタイミングにある。 なんと、中盤に入るとすぐに戦うことができ、倒せば普通にゲームクリアとなりエンディングが始まる。 これは意図的なもので、その倒したタイミングごとにエンディングが変化するマルチエンディングとなっている。 流石に戦えるようになってすぐに倒すには難しいが、クリアデータのほとんどを引き継いだ、 いわゆる二周目の「つよくてニューゲーム」状態であればそこまで難しくなく、 上記のマルチエンディングもこのシステムありきで作られていると見てほぼ間違いないだろう。 その「つよくてニューゲーム」で始めた場合においては開始2分でラヴォスと戦闘可能になっている上に、 この状況でクリアした場合のエンディングもある辺りも『クロノ・トリガー』の異端性を物語る上で欠かせないだろう。 + 赤い石 ラヴォスに深く関連するもので、「ドリストーン」(こいつの息子たちが使うアイテムではない)と呼ばれる赤い石がある。 続編『クロノ・クロス』で登場した設定によれば、この石の正体はラヴォスの身体の欠片。 ラヴォス本体が地球に飛来する以前の原始時代から地上に存在していた (詳細は不明だがおそらく宇宙から地球に飛来する準備の最中に外殻の一部分が地上に落ちたものと思われる)。 そしてドリストーンの影響を受けた猿が進化して人間になった。 古代時代、魔法王国ジールがラヴォスエネルギーを利用するに当たり地上に存在したドリストーンを大量に利用され、 これを原料として王女サラのペンダントやラヴォスエネルギーの器「魔神器」、 ドリストーン製のナイフが暴走する魔神器のラヴォスエネルギーの影響を受け誕生した聖剣(後に魔剣となる)「グランドリオン」などが創られた。 ラヴォスの欠片の力の影響で進化した「ラヴォスの子」とも言える生物が、 その欠片から創った道具でラヴォスのエネルギーを吸い上げ、そのエネルギーを吸収して魔法の力を身に付けていたのである。 とりわけ、魔神器を制御する特別な才能を持つサラは、 ラヴォスと星の間に生まれた種として両者の関係を取り持つことさえ可能な「調停者」に近い才能を持っていたとされる。 つまり人間が勝手にラヴォスから力を吸い上げていたのだが、実は共生関係的なものを微妙に築きかけた状態だったのかもしれない。 続編『クロノ・クロス』においても「凍てついた炎」と称される大きなラヴォスの欠片が登場し、こちらでは、物語の重要な鍵として存在した。 「凍てついた炎」片は強大な力を持ち、その強大過ぎる力が暴走したとき「調停者」以外は触れることもできなくなる。 「調停者」とは欠片を介してラヴォス本体とリンクし、ラヴォスと星の生命の調停を務めることができるもので、『クロス』の主人公が調停者とされている。 作中では未来のラヴォスの怨念から生まれた時喰いの憎しみを調停したが、900年以上先まで地底で眠っている予定のラヴォス自体にはノータッチだった。 イレギュラーな形で生まれた平行世界であるHOMEがなかったことになり、歴史も書き換わったエンディング後の世界で、 ラヴォスは星の生命と調停してもらってクロノ達に殺されることなく生き延びられる未来はあるだろうか……? 欠片や魔法でラヴォスに強く干渉することで、眠っているラヴォスを一時的に活動させたりタイムゲートが開いたりする原因となる。*2。 原作での性能 二種類のビットと本体がそれぞれ個別の役割を担っており、いずれも強烈な攻撃を仕掛けてくる。 「時空転換」という動作を行うごとに背景が変化し、その背景によって行う攻撃が異なってくる。 特に危険なのは原始背景の時に行われる最大物理攻撃の「巨岩」で、 防御力が低いと普通にダメージが1000を越えることもある(『クロノトリガー』の最大HPは999)。 最大魔法攻撃の「夢無」も強力だが、こちらはプリズムドレスで防ぐことができる。*3 また、現代背景の時に行われる「呪声」(ランダムステータス異常)も、 スポットライトを浴び不気味な声で「あ~ ゴンザ~レス」と歌う姿はギャグのようでありながら、 こちらの状態異常防止を無効化してくる「守封」を使われた後に行われるとかなりの脅威となる。 ビットが二種類とも存在しているときは本体は常に防御状態であり、 1つでもビットが破壊された際に行う「命活」の準備及び発動後の防御力が回復するまでの間にしかまともにダメージを与えられない。 MUGENにおけるラヴォスコア プチラヴォス、サン オブ サンを製作したアフロン氏によって公開された。 原作ほぼそのままのドットで、専用の背景やBGMまで付いている。 時空転換した際には背景が変わるのではなく背景の色で攻撃の種類が変わる。 原作と同じくビットを破壊した後の防御力が低下した時にしかダメージが与えられず、 しかもやたらとHPが高いため何度もビットを破壊する事となる。 サン オブ サンと同じくCPU専用キャラであるため、プレイヤー操作は不可能(一切操作を受け付けない)。 他二体のボスも中々に凶悪な性能であったが、ラヴォスコアはそれ以上であり、 攻守ともに高性能のため、人操作でも相当の性能がなければ太刀打ちできない。 ちなみに、ラヴォスコアを倒して画面がホワイトアウトする際に一瞬だけラヴォスビットの影が映るという、 原作のバグも再現されている等、細かい所にも拘って作られている。 + 技解説(及び、戦う際の対処法) 以下はセンタービットの攻撃である。 ビンタこちらへ接近し、はたくような動作で攻撃する。センタービットの攻撃の中でも地味な技だが、攻撃力は高い。ちなみに原作での正式名称は「随撃」。 天泣手をかざし、相手に雷を落とす。 巨岩画面上空から巨大な岩を降らせてくる技。しゃがみガード不能の他、攻撃判定がほぼ端から端まである実質全画面判定なので素直に立ちガードした方が良い。背景の色は黄色。 夢無画面が暗転し、演出が続く間攻撃判定が出続ける。削りダメージは無く、ガードさえすれば大した被害はないので、この技が来るとわかった場合は攻撃は控えた方が良い。ビットの投げ属性攻撃を喰らう?諦めてください。背景の色は緑色。 邪光画面上部まで上昇し、下方向に向かって巨大なビームを放つ。原作と違い、放つビームは中心の一つのみ。ヒットしてもスロウの効果もない。ただしガード不能となっている。背景の色は赤色。 呪声ヘタクソな歌声でこちらにダメージを与えてくる。原作のようにランダムでステータス異常になるわけではないが、喰らってる間は体力とゲージが減少してゆく。背景の色は水色。 魔星どこかで見たような攻撃でこちらのHPを半分にしてくる。攻撃がヒットするのは技が発動した瞬間であり、技がヒットしてもしなくても長い演出に入るので、この演出の間が攻撃の最大のチャンス。背景の色は青色。 命活破壊されたビットの蘇生を行う。ビットが1体でも破壊されると発動準備に取り掛かり、この準備期間+発動後の防御力の低下状態になって始めて本体にまともにダメージが入るようになる。 以下はラヴォスビットの行動。 死遠センタービットを回復させる。 体当たり 守封 出場大会 冬の狂祭り!最狂キャラ決定戦 メジャー&マイナーごちゃまぜ狂キャラ大会 新旧スクエニオールスタータッグバトル【皇帝の挑戦状】(ボス) 削除済み 地上最強トーナメント まだ!僕の夢は魔物使いトーナメント よく分かる準神大会 凍結 門番ぐらいまでランセル大会 *1 『クロノ・トリガー』でクロノ達がラヴォスを倒した世界はあくまで「無数に存在する世界の内の一つ」であり、 続編の『クロノ・クロス』ではとある時空で倒されたラヴォスの怨念が、 「時の闇」と呼ばれる時空の狭間に落ち彷徨っていた古代の魔法王国の王女サラを取り込み、 全ての時間軸の負の怨念を吸収して「時喰い」という生命体へ進化。 全ての時空を喰らいつくして星の未来を完全に消し去ろうとするという展開になっている。 時喰いは決して力ずくでは倒せず、サラを解放しない限り最終的に星の未来は消滅することになる。 結果的に星を救うための戦いの決着は、続編である『クロス』に持ち越されることとなった。 ちなみに『トリガー』との関連として、 PS版でクロノとマールが結婚し、ルッカが子供(サラと同じ存在)を拾うEDが追加され、 DS版では、ラヴォスの怨念がサラを取り込んだ直後、時喰いの亜種と呼べる「夢喰い」という隠しボスが追加され、 他にも『クロス』の時間軸へとつながる存在を示唆するシナリオが追加されている。 余談だが、『クロス』の時間軸では前作の現代にいたクロノ達が死亡して王国も滅ぼされている事、 キャラクターデザインやストーリーの複雑さ、ドリーム・プロジェクトが関わっていない作品である事や世界観の違いなど、 前作との違いが大きく、続編としての評価は分かれている。 ただし、『クロス』も同様に「ラヴォスを倒したクロノ・トリガーの時間軸の無数にある未来のほんの一部分」であるため、 『トリガー』の時間軸の後全ての未来でクロノ達が死亡し、王国が滅ぼされたとは限らない。 + DS版ネタバレ注意 DS版の追加要素では王国を滅亡させようと暗躍する者の正体と計画を主人公達が知るため、 この時間軸では恐らくこの時点で『クロス』と直接は繋がらなくなると思われる。 *2 『クロノ・トリガー』の最初のタイムゲートも、ルッカの転移装置にドリストーン製であるマールのペンダントが干渉して発生している。 タイムゲートの出現はラヴォスによる時空の歪みあるいはラヴォスの欠片が主な原因と思われていたが、 ゲーム後半のサブストーリー「緑の夢」にて「何かが死ぬ時に過去の思い出を見る走馬灯の夢が干渉して出現したのではないか」とロボの推論により示唆された。 その何かの正体は作中で明かされなかったが、「人ではない大きな存在かもしれない」と言われ、 宣伝のキャッチコピーも「星はかつて夢を見た」で、ラストの章題も「星の夢の終わりに」、 そしてラヴォスを倒した後のエンディングでは「もうその人は助かったみたい」と言っていることから、 星そのものが最期に見た走馬灯の夢が時空の歪みと干渉を起こしてタイムゲートを形作ったのではないかと思われる。 *3 ただし、プリズムドレスは入手方法が限られている上に「虹色の貝がら」から作成して手に入れるイベントではプリズムメットとの二者択一になる。 尤も、大概の人は一周目では全ステータス無効のプリズムメットを取るのだが (一度に3つ手に入るし、バリアボールでも代用できるし、 プリズムドレス自体、プレイ次第では作成イベント以外の方法で装備出来る女性3名全員分手に入れる事が可能なため)。
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火球状態で地球に飛来したラヴォス。 彼が着陸場所に選んだのは、超高熱プラズマ大火球国産玉葱こと永沢君男が焼き尽くしている最中の新惑星・清水市……厳密に言えば静岡市だった。 火球状態だったラヴォスは永沢君に吸収されて死亡した。 そしてラヴォスを吸収した永沢君は永沢ラヴォス君男へと進化し、さらに火力を増した。 その火力に耐え切れず、清水市……厳密に言えば静岡市はメルトダウンを起こして消滅した。 【三日目・8時/新惑星・清水市……厳密に言えば静岡市跡】 【永沢ラヴォス君男@永沢君】 【状態】超高熱鉱物生命体プラズマ大火球国産玉葱 【装備】なし(燃え尽きました) 【道具】なし(燃え尽きました) 【思考】基本:全てを燃やし尽くす ※火球状態で空中(清水市……厳密に言えば静岡市跡上空)に浮いています ※さらに火力が上がりました 【ラヴォス@クロノトリガー 死亡確認】死因 吸収 【清水市……厳密に言えば静岡市@新惑星 消滅】
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海頭(カシラギ)ラヴォス・クロウラー R 水 (5) 進化クリーチャー:アースイーター 6000 ■進化-自分のアースイーター1体の上に置く。 ■このクリーチャーはブロックされない。 ■W・ブレイカー 作者:viblord 収録パック DMR-ZA 「逆転輪(リバーシング)(ZA) 第Z-02弾」 フレーバーテキスト 海の頭領と呼ばれるものは、大地を喰らうなんて朝飯前。エビ、イカ、タコ!こりゃ大漁だわい。---海頭ラヴォス・クロウラー 評価 貴公の作品でよく見られるが最初から無条件でW・ブレイカーでない理由がよくわからぬ -- 名無しさん (2014-11-11 18 06 23) 条件なしでブレイク数があると、オリカとして強すぎるから。 -- viblord (2014-11-11 19 22 54) 正直これにW・ブレイカーを付けてもまだスペック低めだと思いますが… 進化ですし -- 名無しさん (2014-11-11 23 20 08) 最初からWでやっとまともなレベル -- 名無しさん (2014-11-12 13 02 22) 修正しました。 -- viblord (2014-11-12 22 10 10) 名前 コメント
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旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたSFCのRPG『クロノ・トリガー』のラスボス、ラヴォスの子供。 死の山で3体と戦う他、実質的なラストダンジョンである黒の夢では更に強力になった「プチラヴォスR」と戦う事になる (ラヴォスについての詳細は上記のリンクを参照)。 原作での性能 まだ成体になっていないため、プチラヴォスはラヴォスほどの能力は無い。 使える能力としては「天からふりそそぐものが世界をほろぼす」の弱体化版とも言える、 パーティ全体攻撃の「プチラヴォスニードル」と魔法らしき攻撃を行う他、 混乱効果のある「乱れ吹雪」や眠り効果のある吐息を吐く事ができる。 なお、小さいからなのかまだ柔らかいのかは不明だが、弱点となる頭だけでなく外殻にも攻撃可能で、 僅かながらダメージも与えられるが、普通に頭を倒した方が早い(頭を倒せば外殻は自滅する)上に、 外殻を攻撃するとプチラヴォスニードルが反撃で飛んでくるため、メリットは全く無い*1。 というか初期のカーソルは頭ではなく外殻となっているため、 適当に「たたかう」連打などしようものなら頭が弱点という事に気付かず、反撃を喰らいまくるであろう。 ラスボスのアレと合わせて考えると、ラヴォスは相手を騙す戦法を好んでいるのかもしれない。 ちなみに強引に外殻を壊すと頭部だけが残り、面白い事になる。 その検証結果がこちら。頭部だけで活動する姿は正にシュール MUGENにおけるプチラヴォス アフロン氏が原作のドットを用いて製作したものが存在する。 搭載されている技は通常版とRが使うものを合わせたもの。 外殻を攻撃した時の反撃までも再現されており、本体となる頭部を攻撃しないとダメージを与えた事にならない。 凶悪な性能を持つ上に非常に厄介なAI殺しなので、対戦する(させる)際には気を付けよう。 AGGLI氏によって外部AIが公開されている。 参考動画 カンフーマンでもギリギリ倒せるようだ(~3 40より) + 技解説(及び、戦う際の対処法) 顔が開いたら直後に攻撃が飛ぶものとして注意する事。 回避が間に合わない事が多いので、下手に避けるよりはガードで凌いで、攻撃の合間に頭部へ攻撃した方がよいだろう。 スプレッドボム前方に爆発が発生する。発生が早い。 ウォーターライズ相手の足下から水が吹き上がる。かなり発生が早いので、余程素早いキャラでなければ回避は困難。 ラヴォスの吐息相手に向かって吐息を飛ばす。当たると少しの間操作不能になり、危険。 ダークボム一定範囲がドーム状の黒い空間に覆われ、それが消える際に攻撃判定が発生する。少々厄介だが、プチラヴォスの攻撃の中では対処しやすい部類の技。 破壊空間全画面判定の攻撃で、ガード以外に対処法は無い。幸いにも攻撃判定の発生が非常に遅く、削りダメージも小さい。 プチラヴォスニードル 乱れ撃ち殻からニードルが飛び出し、しばらくしてから2発落下してくる。画面に出てくるまで相手を追尾するので、落下音が終わってから回避行動をとると良い。ただし、2発の内1発だけ少し離れた場所に落ちるので注意。 カラが反撃 プチラヴォスニードル前述の通り、殻を攻撃すると自動的に(プレイヤー操作だろうと)繰り出される反撃。乱れ撃ちと違い、2発とも相手を狙って落ちる上に、こちらの針はガード不能。 出場大会 大乱闘!強以上際限無しトーナメント【強~神クラス】 メジャー&マイナーごちゃまぜ狂キャラ大会 新旧スクエニオールスタータッグバトル【皇帝の挑戦状】(ボス) *1 ちなみに、強化版のプチラヴォスRは頭と殻がそれぞれ強力なレア防具を隠し持っており、 エイラの特技「色仕掛け」で盗めるが、殻に対しては盗みの成否に拘らず攻撃時と同様の反撃を喰らってしまう。 なお、こちらの反撃はプチラヴォスのものと違って単体攻撃だが、代わりに威力が非常に高い。
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――たっ、たっ、たっ。 足音が、規則的なリズムを奏でている。 慣れた時間帯に慣れた足取りで――だけど辺りの風景だけが、いつもと違う。 普段と違う道を走っているのではない。いつもの河川敷は、そもそもこの世界には存在していないのだ。聖杯戦争に、異界東京都。私の常識に存在しなかったもの。それらと取って変わって切り離された、かけがえのない日常と、せいいき桜ヶ丘。そんな中で私――千代田桃は日課である朝フル(朝からフルマラソン)を決行していた。 大地を踏みしめる度に、スポーツシューズ越しに足の裏に感じる反力。汗腺を刺激する朝日と並び、清涼な風が桃色の髪を揺らしながら心地よい空気を運んでくる。コンディションは良好、と、普段ならきっと感じられていただろう。そうあることができないのは、聖杯戦争という、日常に唐突に現れた変革によるものに他ならない。 「熱心なものだな。」 と、怪訝な顔持ちを浮かべながら、先ほど呼び出した青い長髪の男、キャスターが言った。これに関しては申し訳なさもあるのだけれど、サーヴァントたる彼は私の日課に付き合わざるを得ないためか、どこか面白くなさそうに私と併走している。もっとも、この状態を併走と呼ぶのであれば、ではあるが。キャスターは重力など初めから無いかのごとく、宙に浮いたままグライドしているのだ。本人曰く魔力を用いて浮いているのだと言うが、私の知る魔力の使い方とは違うようだ。 「ごめん、キャスターには退屈かな。」 「そうではない。研鑽を積むことそれ自体は良いことだ。だが……」 続くキャスターの言葉に、規則的だった足音がぴたりと止まる。 「結局、不安を紛らわす手段に過ぎないのだろう?」 「……まあ。それはそうなんだけど。」 図星だったからだ。私の、走る理由――走らずに、いられない理由。力が足りなかったら守れないものがあるから。身体への負荷が無ければ、力を身に付けている実感が湧いてこないから。 確かに、シャミ子曰く心の大掃除、もとい洗脳を受けたらしいあの日から、心の中に常にドロドロと引き摺り続けていたトラウマは、少しだけ軽くなっている気がしている。しかし、だからといって過去を完全に脱却したわけではない。姉が残した町を守れないことへの不安は絶えず襲ってくる。特に、異界東京都とやらに召喚され、せいいき桜ヶ丘を留守にしている現状を鑑みれば、なおさら平静ではいられない。 「……今はもう少しだけ、走らせてほしい。」 「構わんが……戦いに支障をきたさない程度にしておけ。」 「うん、そうしてる。」 とはいえ、これはただの逃避というわけではない。これだけの鬱屈を抱えている現状、そうやって気を紛らわせていないとまた闇堕ちしてしまいかねないのだ。今の自分は、小倉の薬で無理やりに闇の眷属になった時の後遺症で、負の感情を溜め込みすぎると勝手に闇堕ちフォームになってしまうことがある。闇堕ちフォーム状態だとエーテル体の依存先の問題で、身体能力的に弱くなってしまう上に、最悪の場合、魔力を使い果たして消滅する危険まで背負っている。ストレスを適度に発散し、メンタルに抱えることとなってしまった爆弾を適切に処理することは、精神論ではなく物理的にも、聖杯戦争で生き残るのに必要なプロセスだ。 ……といった理由については、最低限の説明を付け加えておくことにした。サーヴァントに見限られれば、主従関係を超えて対立することが想定できなくはないため、あまり弱点を話しすぎるのは良いことではないということは把握している。だが、逆に説明責任を果たさないままにサーヴァントの不服を溜めるのも同様の理由で望ましくない。と、計略を張り巡らせた上で話すことを選んだその経緯。キャスターは概ね、興味無さげに聞いていた。とりわけ言う必要はなかったかもしれない。 走りがひと段落すると、休憩も兼ねて近くの公園に足を運ぶ。その一角に見えるベンチに腰掛け、辺りを見回した。せいいき桜ヶ丘の近場の公園では、野生の猫とよく会うことができたが、この公園に野生動物の気配は感じられない。シャミ子と出掛けた思い出も、この公園とは結びつかない。 ……などと思いを巡らせている内に。 「……ここに呼ばれる前にいた町はね、姉が命懸けで作り上げた、皆の居場所だったんだ。」 気が付くと、寂寥の言葉が口をついて出ていた。らしくないな、と思い続きを語るのを止めようとしたが、キャスターはこれまでになく耳を傾けて、続きを待っているようだった。 どことなく小っ恥ずかしいが、ストレスの要因は言葉に吐き出してしまうのが闇堕ち対策の最たるものであるのも確か。どの道、初対面の相手だ。恥なんてものはいったん割り切って、続ける。 姉の、千代田桜が目指した理想の町――光の一族も闇に属する魔族も、その両方が手を伸ばし合って共生する、せいいき桜ヶ丘の話を。 「上手くいかなかったこと……嫌な思い出もたくさんあるし、ちゃんと向き合おうとすると、まだ息苦しくなる時もある。でも、あの町は私の宝物だった。」 守りきれなかった多くの魔族の犠牲の上に、せいいき桜ヶ丘は成り立っている。あの町で、シャミ子と出会えた。段々と、セピア色だった日々に確かな色付きを感じられるような出会いが、訪れたこと。その奇跡に――光と闇が、ゆるく混ざり合えているこの現状に、抱く願いが、あるのだとしたら。 「私は……私の居場所だった町に、帰りたい。聖杯の力なんて無くても、この戦いが終われば私の願いは叶っちゃうんだ。」 ――私はもう、喪いたくない。 欲しいものがあるのではない。ただ、奇跡の上に成り立っている今を、維持したい。願うことはそれだけでいい。 聖杯戦争に限らずいつの世も、願いの成就にはそれに見合うだけの代償が伴う。光の巫女の系譜である魔法少女すら、実力のある魔族を狩らなくては願いを叶えるだけのポイントを貯められない。だったら――誰かの平穏を、宝物を、奪って叶えられる大層な願いなんて、いらない。願いのために魔族を狩ることを良しとしない姉のやり方に、倣って。姉のやり方と似た方法で、『みんなが仲良くなりますように』を実践しようとしているシャミ子の心持ちに、倣って。 決意を、そして願いを語った私を前に、キャスターは静かに、されど荘厳に口を開く。 「向こうに見える、道を走る重機……クルマ、といったか。」 「……?ㅤうん。」 「大地は鉱物を混ぜた素材で舗装されている。」 「コンクリートのこと?」 「そして何より……この都に住む者たちは、それぞれがそれぞれの住居を構えて生きている。」 段々と、キャスターの言いたいことの輪郭が見えてくる。彼は紛れもなく、いつかの時代を生きた英霊だ。 「どれも、私が生きた時代には無かったものだ。」 キャスターが生きていた時代と、文明レベルが現代のそれと遜色ない異界東京都。そこには、大きな乖離があるのだろう。せいいき桜ヶ丘から来た私でさえ、昨日までの景色との差異に覚えた違和感。彼が抱いているであろうそれは、私よりもずっと大きいのだろう。 「――異界東京都。ここは……私の知る世界とは何もかもが違いすぎる。」 ――それは、到底甘受できない苦しみであった。 脈絡なく唐突に、未知の世界へと送り出される絶望。文化も文明も違えば、常識なるものも一変する。大切な人との別れの悲しみに暮れる暇すら、与えられることはなく。 キャスターこと『魔王』が、その力の源であった鉱物生命体ラヴォスに憎悪を燃やすには、充分な理由であった。 「……だが私はこれまでに二度、このような感覚を経験している。」 「えっ。」 彼がそれまで過ごしていた場所から異なる時代に飛ばされたのは、これが三度目であった。 一度目は、ラヴォスの力の暴走により、古代文明の時代から中世に飛ばされた、絶望の記憶。その際に彼は、魔族を率いる存在として、魔王と名乗り始めた。それは、ラヴォスへの復讐のためならば中世を生きる人間たちを生贄にすることも良しとするまでに、憎しみに囚われた男の名だ。 二度目は、宿命と呼べるだけの相手と成ったグレンに儀式を妨害され、召喚に失敗したラヴォスの力の暴走で再び古代の時代に戻ることができたときのものだ。すでに自分は、生まれた時代よりも長い時を、中世で生きてしまっていた。あれだけ求めていた姉との再会を――帰郷を以てもなお、それを『皮肉』と吐き捨てるに終わってしまった。すでに、掲げる願いはラヴォスへの復讐へとすり変わっていたのだ。 ようやく邂逅を果たしたラヴォスに敗北し、姉との別れをいま一度突き付けられ――数十年に渡る復讐の計画、その全てが無に帰したその上で。グレンとの戦いの宿命は、すでに止まることができない段階にあった。勇者と魔王の一騎打ちの末に、自分は敗北し、命を落とした。 これは、一度は終わった夢。されど自分はいま一度、英霊としてこの場に存在している。潰えた夢に、続きが与えられている。 稀有な魔法の素質を有する古代王国の王子が、魔族の大群を率いる魔王となってでも果たそうとした復讐が、夢と散った物語。それら一切を語り終えたキャスターは、一度は諦念に終わった後悔を、改めて口にする。 「……もしも私が、中世に飛ばされてもなお復讐に囚われることなく、姉との再会のために動いていたならば――」 グレンは、潰えてしまった復讐の物語に終止符を打つにはこの上ない相手のはずだ。ヤツの親友サイラスを殺したのは自分であり、ヤツの復讐の相手もまた自分でしかない。仮にそうでなくとも、勇者と魔王という時代を超えてもなお逃れられない宿命がある。 だと、いうのに。 何故、こうなってしまったのか。 形容しがたい後悔が、胸の底から溢れて止まらなかった。 あの時にもどりたい。あの時、ああしていれば―― それが、記憶に残る最後の想いだった。 「――或いはお前のように。光と闇が手を取り合い、同じ道を征く未来すらもあり得たやもしれぬ。」 ――ああ、きっと。 その後悔こそが、私が今ここに英霊として顕現できている理由なのだろう。 誰かの意思に基づく日常の崩壊と、変革。到底受け入れ難い理不尽を前にした上で、マスターが語った願いは――憎しみによる復讐ではなく、取り戻すこと。光と闇で手を取り合って、姉の捜索を目標に奮闘すること。それは、己が成せなかったことに他ならない。 「マスター、千代田桃よ。」 なればこそ。 私が願うは、ラヴォスの討伐ではない。かつて取り憑かれるまでに復讐は、時を超えて世界を救おうとしている宿敵グレンに、そして彼らが生き返らせようとしているクロノに、すでに託している。 そして、姉の捜索でもない。その絶好の機会であった時に、姉の危機を前にしてなお目を背けた私は、すでにその資格を喪失している。 「もしも、一度は光に背いた私にもそれが認められるのなら――かつて私が捨てた真名、『ジャキ』。これを共に戦う誓いに立てよう。」 英霊は、手を差し伸べる。いつか出来なかった、光との邂逅。願うは――同じ境遇に在りながらなお、居場所を取り戻すために戦わんとするマスターの願いに、報いること。 かつての後悔に、そうならなかったもしもの解を提示した上で――あくまで一度はその生を終えた英霊として、未練なく静かに、この世を去ること。 「……ありがとう。それじゃあ……よろしくね、キャスター。」 勇者と魔王。 魔法少女と魔族。 光と闇は背中合わせであると、誰が言ったか。 光が強く輝けばこそ、闇はその深みを増すように――重なり合ったその手は強く、握られている。 その邂逅が、もしもがほんの少しズレていれば成立し得ないほどの危ういバランスの上に成り立っている奇跡であることを、知っているから。 【クラス】 キャスター 【真名】 ジャキ@クロノ・トリガー 【パラメーター】 筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:EX 幸運:C 宝具:A 【クラススキル】 陣地作成:A++ ラヴォス召喚の際に作り出していた魔法陣のように、魔力の籠もった陣地を作り上げることができる。 その内部では、最高峰の防御力を誇る絶技『バリアチェンジ』(後述)を扱うことができる。 道具作成:A 姉のサラが作成した道具「サラのお守り」には状態異常への完全耐性の効力が付与されている。 魔法の才でサラに勝るジャキにも、同様の魔道具作成が可能である。 状態異常耐性のみならず、込める魔力の質によって魔道具の効力は様々に改変が可能。 【保有スキル】 魔法の才:EX 戦の神スペッキオをして「教えることはない」と言わしめるほどに、森羅万象に存在するあらゆる属性の魔法を扱うことができる。 原作中に存在する「火・天・水・冥」の四属性のみならず、時にクロスオーバーの過程で提示される多様な属性の概念についても、その人物への一身専属性がない限りは扱える属性として網羅しているだろう。 バリアチェンジ:A++ 陣地作成の条件が整っている場合のみ使用可能。 攻撃を吸収し、自身の生命力へと変換した上で魔法にて反撃する攻防一体の絶技。 ただし、そのバリアはすべての属性攻撃を同時に吸収することはできず、一つはバリアを破る属性(反撃に用いる魔法と同じ属性)が存在するという弱点がある。 とはいえ、扱う攻撃の質の割れた単独相手であるならば、絶対的な防御壁と化すだろう。 黒い風:B 近しい未来に発生する他者の死の予兆を、天性的に感じ取ることができる。 【宝具】 『闇夜の鎌』 ランク:A 種別:武器 レンジ:2 最大補足:1 本来は特筆すべき効力こそ無いものの、高い殺傷力を誇る武器。 この鎌を手にした魔王像が現代(A.D.1000)を生きる魔族の末裔に厚く信仰されており、宝具に値するだけの神性は、その伝承に由来する。ゆえにその力は本来の性能を部分的に逸脱し、信仰対象として誇大化された性能に近しいものとなっている。 後世では、「ラヴォス神を生み出した魔族の王」と誤って言い伝わっている。それゆえ宝具を解放すれば、イメージした魔力生命体の創造を行うことが可能。生贄等を用意し、儀式性を高めれば、ラヴォスの創生すら可能かもしれない。 また、魔族の信仰の糧にある「人間への復讐心」に由来し、勇者や魔法少女など、その属性の本質を光とする存在への特攻効果を得る。 【weapon】 宝具 【人物背景】 古代(B.C.12000)における魔法の文明の中心にある魔法王国の王子として生まれた人間。 星に寄生する鉱物生命体ラヴォスから抽出される不老不死の力に魅せられた女王ジールへの反発から、姉のサラと愛猫アラファト以外に対し、心を閉ざしながら生きてきた。 ある時、ラヴォスの力の暴走(定かではないが、少なくともジャキはそう認識している)により時空のゲートに呑み込まれ、中世(A.D.600)の時代に飛ばされる。中世では『魔王』を名乗り、有していた膨大な魔力から魔族たちを束ねていた。魔王城を拠点に、復讐のためラヴォスを召喚する儀式を行おうとするが、かつて魔王自身が呪いでカエルの姿へと変えた勇者グレンと、その新たな仲間クロノたちによって阻止されることとなった。その際に、儀式で呼び出しかけていたラヴォスの力が再び暴走。 中世の時代に飛ばされることとなった時間軸より少し前の、古代に再び戻ることとなった。 そこで正しい歴史を知っている魔王は予言者を名乗ってジールに取り入り、ラヴォス討伐の機会を伺った。 しかし、その際にもラヴォスの討伐に失敗。ラヴォスの完全な覚醒を許してしまう。 全ての計画が頓挫したその後、改めて対峙することとなった勇者と決闘。そのまま敗れ、死亡した。 作中では基本的に『魔王』の名で呼ばれている。 【サーヴァントとしての願い】 マスターの願いを叶える。 【マスター】 千代田桃@まちカドまぞく 【マスターとしての願い】 聖杯戦争を生還し、せいいき桜ヶ丘に帰る。 【能力・技能】 『魔法少女』 ナビゲーターのメタ子の導きの下、肉体の組成をエーテル体に再構築して戦う光の巫女の系譜。魔力(と多少の気合いと筋肉)を用いれば、走っているダンプを片手で受け止めたり、50m走を3秒台で走り抜けたりといった具合に肉体強化ができる。 また、その生き血には光の命のエネルギーが濃縮されており、光の力で成された封印を溶かすことができる。その場合、血を流した瞬間ではなく、それを用いて封印を解いた瞬間に、(血の一滴であっても異変が外部から察知できる程度に)本人の魔力を大きく消耗することとなる。 【人物背景】 桜ヶ丘高等学校に通っている魔法少女。 養護施設で育っていたが、義理の姉、千代田桜を訪ねてせいいき桜ヶ丘に戻ってくる。桜の失踪と、町を狙う魔法少女の存在を知り、桜に代わって、光の一族と闇の一族がゆるく共存しているせいいき桜ヶ丘を守っていくことを決意。 しかし目立った危険がなかったため数年ほど魔法少女としての活動をする必要もなく、また姉の手がかりも掴めないまま、灰色の日々を送っていた。 そんなある日、突然まぞくとして覚醒した吉田優子(シャミ子)との出会いを契機に、様々な人物と関わりを持つこととなる。姉の居場所と、戻って来れない事情を知った今となっては、「シャミ子が笑顔になれるだけのごくごく小さな街角だけを全力で守る」ことを新たな目標に据え、それまで通りシャミ子を鍛えながら日常を謳歌している。
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【作品名】クロノ・トリガー 【ジャンル】RPG 【先鋒】ルッカ 【次鋒】エイラ 【中堅】ロボ 【副将】シルバードwithクロノ&カエル&魔王 【大将】ラヴォス 参考テンプレ 【天からふりそそぐものが世界をほろぼす】 世界中にある文明すべてを廃墟にし、壊滅状態にできる光の雨 【先鋒】 【名前】ルッカ 【属性】人間、ヒロイン、女性 【大きさ】身長:160cm体重:48kg 【攻撃力】銃装備。撃って、ラヴォスの光弾の雨並みのダメージを与えれる。 フレア:ラヴォスの光弾の雨並みの攻撃を上回る威力を持つ呪文。自分を中心にした半径10数m程度が射程、4回使うとMP切れになる 【防御力】ラヴォスの光弾の雨並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能。 プリズムメット:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止を防ぐ兜。 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さを持つ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 催眠音波:相手を眠らせる、射程10数m、人間、動物、人外、耐性持ちが相手じゃ無ければ機械にも有効、99回使うとMP切れになる 【長所】フレアの威力。 【短所】最強武器の威力が安定しない。 【備考】ミラクルショット+プリズムメット+プリズムドレス+虹の眼鏡装備で参戦 【次鋒】 【名前】エイラ 【属性】人間、原始人、女性 【大きさ】身長:168cm体重:59kg 【攻撃力】殴って、ラヴォスの光弾の雨並み以上のダメージを与えれる。 低確率だがクリティカルで9999ダメージを叩きだせる。(普通は1200前後) 3段キック:通常攻撃以上のキックを3回連続でだす攻撃。 【防御力】ラヴォスの光弾の雨並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能 プリズムメット:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止を防ぐ帽子 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さを持つ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 【長所】物理攻撃がきかない相手以外に確実に9999ダメージを与えられる攻撃力。 【短所】魔法が使えない。 【備考】剛拳+プリズムメット+プリズムドレス+虹の眼鏡装備 【中堅】 【名前】ロボ 【属性】機械 【大きさ】身長:175cm体重:189kg 【攻撃力】エレキアタック:ラヴォスの光弾の雨並の攻撃を上回る威力を持つ。自分を中心にした半径10数m程度が射程、4回使うとMP切れになる。 通常攻撃でもエレキアタック以上の威力。 マシンガンパンチ:相手に連続でロケットパンチを叩き込む攻撃。通常攻撃を上回り、10数m先の相手にも届く射程。 【防御力】ラヴォスの光弾の雨並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能 ノヴァアーマー:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止を防ぐ鎧 400年以上森を再生させるために働いても壊れないボディを持つ。 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さを持つ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い ヘイストメット:行動速度を2倍速にできる兜。 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 【長所】攻防が強い。 【短所】クライシスアームが安定しない。 【備考】クライシスアーム+ヘイストメット+ノヴァアーマー+虹の眼鏡装備で参戦 【副将】 【名前】シルバード 【属性】タイムマシン 【大きさ】10メートルぐらい 【攻撃力】ビーム:射程数百メートル 着弾時に数メートルの爆発 なぎ払うように撃つことで100メートルぐらいの範囲を 多数の爆発で覆うことが可能 体当たり:ラヴォスの外殻に穴を開け体内に侵入できるが自身も大破する 【防御力】ラヴォスの外殻と同等 【素早さ】おそらく戦闘機並み 【特殊能力】時間移動可能 時の最果て(どの時代にも属さない時空を超えた場所)にも行ける 【名前】クロノ 【属性】人間、主人公、男性 【大きさ】身長:168cm体重:57kg 【攻撃力】日本刀装備。斬り付けてラヴォスの光弾の雨並みのダメージを与えれる。 その際70%の確率でクリティカル攻撃(二段斬り)を放つ。 シャイニング:ラヴォスの光弾の雨を上回る威力を持つ呪文。自分を中心にした半径10数m程度が射程、4回使うとMP切れになる 【防御力】シャイニング並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能 ラヴォスに特攻した際にシルバードは大破したが本人は無傷 ノヴァアーマー:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止を防ぐ鎧 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い ヘイストメット;行動速度を2倍速にできる兜 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 【長所】攻防が強い。 【短所】回復呪文がタイマンじゃ役に立たない。 【備考】虹+ヘイストメット+ノヴァアーマー+虹の眼鏡装備で参戦 【名前】カエル 【属性】元人間のカエル人間、男性 【大きさ】身長:134cm 体重:42kg 【攻撃力】西洋剣装備。斬り付けてラヴォスの光弾の雨並みのダメージを与えれる。 ウォータガ:ラヴォスの光弾の雨並みの威力を持つ水流で攻撃する呪文。自分を中心にした半径10数m程度が射程、4回使うとMP切れになる 【防御力】ラヴォスの光弾の雨並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能 ノヴァアーマー:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止を防ぐ鎧 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い ヘイストメット;行動速度を2倍速にできる兜 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 ヒール:ラヴォスの光弾の雨並のダメージを2回ほどで回復する魔法。味方全体に有効。33回使うとMPが切れる。 【長所】武器も魔法も回復もできる 【短所】悪く言えば中途半端 【備考】グランドリオン+ヘイストメット+ノヴァアーマー+虹の眼鏡装備で参戦 【名前】魔王 【属性】古代人 【大きさ】 身長:178cm体重:58kg 【攻撃力】鎌装備。斬って、ラヴォスの光弾の雨並みのダメージを与えれる。 ダークボム:5メートルの円範囲に爆発を起こす魔法。49回でMP切れになる。 ダークマター:参考テンプレの攻撃を上回る威力を持つ呪文。自分を中心にした半径10数m程度が射程、19回使うとMP切れになる 【防御力】ラヴォスの光弾の雨並の攻撃に数発耐えて戦闘続行可能。 絶望の兜:混乱・睡眠・毒・技封じ・時間停止などを防ぐ兜。 【素早さ】原始時代の大型恐竜や動物を遥かに上回る素早さを持つ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い 【特殊能力】エリクサー:自分のHP,MPを全回復させる薬、99個所持 ゴールドピアス:自分のMP消費量を四分の一にするアクセサリ 【長所】MP消費量の低さ。 【短所】物理攻撃がやや弱い 【備考】絶望の鎌+絶望の兜+絶望のマント+ゴールドピアス装備状態で参戦。 【大将】 【名前】ラヴォス 【属性】宇宙鉱物生命体 【大きさ】数十メートル 【攻撃力】宇宙から飛来、地表に激突して数百メートルのクレーターを作成、その後地上は長い氷河期となった 光弾:吹雪を巻き起こしていた分厚い雲ごと厚さ数キロの岩盤を貫き、 十数発で大きい島並みの大きさはある浮遊大陸を切り裂いて崩壊させた 惑星全土に満遍なく発射することで人類文明を滅亡に追いやった ラヴォスニードル:自身の外殻のトゲを飛ばし相手に突き刺す攻撃。 射程は十数メートルから数十メートル程度 光弾の雨に耐える奴らにダメージを与える威力。 【防御力】外殻は大気圏突入及び上記激突に耐えられ、クロノ達の攻撃も通用しない (ラヴォスの幼体の外殻にはごくわずかだが通じる) 宇宙空間を生身で移動可能 頭部だけは自身の光弾の雨波の攻撃十数発で倒せる。 【素早さ】原始時代の恐竜や動物を遥かに上回る素早さ 5mぐらいから撃たれた銃弾を回避できる奴より遥かに速い 飛行速度は隕石並みか。 【特殊能力】原始時代に惑星に落下し、その惑星の生物の遺伝子を集め自身の進化の糧にできる。 【長所】すさまじい攻撃力 【短所】この板の人たちにすっかり忘れられてた。 【備考】ラスボス 参戦 vol.58 335-336 修正 vol.64 808-810 vol.92 485 vol.97 646-648,650 vol.95 66 :今、考察の扉が、開かれる:2010/06/21(月) 01 25 26 ID WoPKUMWY クロノ・トリガー考察 考察待ち受けよりFF3から FINAL FANTASY Ⅲ戦 4勝1敗 【先鋒】反応差で勝てるか。勝ち 【次鋒】反応差で有利だけど接近戦じゃチョコボの怒りくらうか。負け 【中堅】【副将】反応差で射程の少ないブラックホールは避けられる。後は遠距離で勝ち 【大将】光弾勝ち SaGa Frontier戦 1勝4敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】反応あっち上。石化負け 【大将】石化にはならない。光弾の雨勝ち 聖刻1092戦 4敗1分 【先鋒】不可視状態なので倒せない。空飛ばれて輝月招来連発負け 【次鋒】超音波分解負け 【中堅】重力結界負け 【副将】一万度の熱負け 【大将】機体は破壊できても炎蛇の錫が倒せない。分け ぼくらの戦 全分 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】防御差で防げるか。分 機動武闘伝Gガンダム戦 1敗4分 【先鋒】【次鋒】速くて倒せない。でも防御的に大丈夫か 【中堅】惑星破壊負け 【副将】【大将】速すぎ分け FF3の下を見る ジョジョの奇妙な冒険(SFC)戦 4勝1敗 【先鋒】倒しきる前にやられるか。負け 【次鋒】【中堅】【副将】【大将】こっちの方が速い。攻撃力的に倒せるだろうし勝ち ボンバーマンジェッターズ戦 4勝1敗 【先鋒】フレアで要塞破壊勝ち 【次鋒】反応差で先制で攻撃できるか。勝ち 【中堅】エレキアタック勝ち 【副将】先制シャイニング勝ち 【大将】惑星ぶつけられ負け この結果、スクウェアの名作RPGが連なる。 SaGa Frontier>クロノ・トリガー>FINAL FANTASY Ⅲ vol.106 380 :格無しさん:2012/01/22(日) 23 58 57.96 ID cwLuGJJI クロノ・トリガー再考察 テンプレを強化しただけなので上を見るだけでいいだろう。 JUMP ULTIMATE STARS戦 1勝4敗 相手の考察結果参照(このテンプレで考察した)結果負け 聖刻1092戦 4敗1分 【先鋒】不可視状態なので見つからない。輝月招来負け 【次鋒】超音波分解負け 【中堅】重力結界負け 【副将】エル・ミュート負け 【大将】攻撃はかわされるが倒されない ぼくらの戦 1勝4分 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】こちら巨大島破壊攻防なので倒されない。分け 【大将】光弾の雨勝ち 機動武闘伝Gガンダム戦 1勝1敗3分 【先鋒】【次鋒】素早いくて当たらないが倒されない。分け 【中堅】惑星破壊負け 【副将】素早くて当たらないが倒されない。分け 【大将】光弾の雨で倒せるか。勝ち 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ戦 2敗3分 【先鋒】【次鋒】【中堅】距離を取られて倒せないが倒されない。分け 【副将】【大将】飛行翼&光弩勝負け この結果 聖刻1092>JUMP ULTIMATE STARS>クロノ・トリガー>ぼくらの
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極めて高密度・高純度なエーテルスフィアを、通常の工業製品と区別するためにこう言われる。 地球人類が工業的に生産することは難しく、多くは異星のテクノロジーか、 より稀少な自然結晶体で存在する。 エーテルクリスタルは、通常のエーテルスフィアと比して、莫大なエネルギーを産出する事が可能である。 特に自然エーテルクリスタルは、通常の天体から (超新星爆発で生産される元素のように)採取することは殆どできない。 ごく稀に、鉱物生命体の進化の過程で自然合成される事がある。 生体によって合成されたエーテルクリスタルは、成長や世代交代に伴って圧縮され、 高純度化が起こるため、良質なものができやすい。 更に、その鉱物生命体があまりにも巨大に進化した時、 巨大化したクリスタルの中央部分に発生する超高純度クリスタルは あらゆる工業的手段において生産することは不可能であり、 宇宙に数えるほどしか現存しない。 嘆きの鐘に用いられているものがそれである。
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Dygra ル・クトゥの神々の一体で旧支配者。 ファセットカットされた宝石の様な姿の鉱物生命体。 ジェームズ・アンビュール「Sculpture」
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第五回放送 ◆iDqvc5TpTI ロマリア空中城。 それはかつてロマリア王ガイデルが居城としていた名前の通りの空に浮かぶ城であった。 愚王の引き起こした"大災害"と呼ばれる世界の崩壊に際してさえ、かの城は天空にて威容を誇り続けた。 噴火によりどれだけ街が焼き払われようとも。 地割れによりどれだけ大地が引き裂かれようとも。 大津波によってどれだけ人の命が呑み込まれようとも。 大空に座すロマリア空中城を揺るがすことはなかった。 自分一人だけ安全な場所にいて、多くの命を弄んだガイデルにはまさしくお似合いの居城だったろう。 そのガイデルはもういない。 一時は世界を掌中に治めかけた身の程知らずの王は、自らが復活させた闇黒の支配者に用済みとされ消し飛ばされた。 そして、闇黒の支配者もまた、勇者アークと聖母ククルの命を賭けた封印により、新たな聖柩へと葬り去られた。 かくて主人を失った空中城は、哀れ、地に堕ち、天より降り注ぐ涙雨により生じた湖底で眠りに着くこととなる……はずだった。 そうはならなかった。 二度にわたり主を失ったはずの天空城は、三度、主を得て新たな姿で蘇った。 ロマリア王、人間の王に続く三人目の主人が冠せし称号は、魔王。 言うまでもない、魔王オディオこそが、今の空中城の主であった。 何もオディオはガイデルのように、城にある聖柩に封印された闇黒の支配者の力を求めていたわけではない。 どころか、新たな聖柩代わりの勇者の剣だけは、元の世界に残して来た。 オディオの手にかかれば封印を解くことは叶わずとも、封印の剣に干渉し呼び寄せることはできただろう。 それを欲深き人間に支給すれば、いつかは封印が解かれることも目に見えていた。 しかしながら、オディオは知っていた。 自らが手をくださずとも、後の世に闇黒の支配者が復活することを。 なればこそ、広くアーク達の後の世に、人間達の愚かさを知らしめるためにも剣は置いてきたほうがいい。 首輪に暗黒の支配者の力を用いはしたが、あれはあくまで敗者の力にて勝者達の命を握ることにこそ意味があったに過ぎないのだ。 オディオが欲したのは単に、空中城そのものだった。 空中城の機能は、殺し合いを運営するにおいてこれ以上なく都合のいいものだった。 現在、この殺し合いに幕を引き得る戦いを見届けんとC-7直上に移動させたように、何処へも空中城は移動できる。 また、空高く聳えるというその性質から、人間達の殺し合いに巻き込まれることも、余波を受けることもほぼ皆無だ。 人間に希望を抱き、反抗を企てる者達に、不用意に発見される可能性も殆ど無い。 フェイクとして、不自然な地下施設を、幾つも用意したのも、全ては空より注意を逸らすためだ。 無論、時として強大な力や、運命の女神の気まぐれにより、空中城が攻撃や視線に晒されることもあるだろう。 だが、そんな僅かな希望さえも、オディオという存在がこの城に君臨する限り起こりようがない。 時空を操る魔王は、空中城の位相をずらし、通常空間とは少しだけずれた世界へと潜伏させているのだ。 ただ、あまりにもずらし過ぎると、感応石による送受信に不備が発生するため、ずらしている位相はほんの僅かだが。 外界からの影響と外界への影響を遮断するにはそれで十分だった。 空中城は文字通り見ることも触れることもできないステルス性を得て生まれ変わったのだ。 ああ、けれども。 いかに外からは見ることも触れることもできない城であっても。 その“雷”の輝きから主を護ることは不可能だった。 “破壊”ならぬ“いのり”から、主を護ることは不可能だった。 あらゆる災厄から逃れたいという臆病な願いから生み出された城は。 皮肉にも、天空にあったが故に、主を誰よりも間近に“雷”へと晒してしまった。 “雷”が、オディオを貫く。 所詮それは、イメージにしか過ぎない。 空間をずらしている以上、どれだけオディオが“雷”に貫かれたように見えても、実際は紙一重さえ触れてはいない。 オディオも、空中城も、“雷”に貫かれる前と何一つ変わることなく、そこにあり続けた。 表面上は。表面上、だけは。 「……それが、君の答えか。“勇者”ユーリル」 “雷”は、届いていた。 “雷”そのものは届かざるとも、その輝きは、確かにオディオの瞳に焼き付いていた。 オディオの瞳、昏く淀んでいた瞳に、一瞬だけ、否、一瞬でも確かに、光が宿る。 「“誰か”ではなく、“人”も“魔”も、“誰も”を“救う”。 “敗者”でも“勝者”でもなく、ただ“救う”者。 それが君にとっての“勇者”か」 “勇者”の命の答えを、拒むでもなく、羨むでもなく、憎むでもなく。 “魔王”たるはずのオディオが純然と受け入れていた。 懐かしい記憶を呼び起こすその輝きを、美しいとさえ感じていた。 「認めよう、君の出した答えを。君が掲げた“いのり”を」 それはオディオがユーリルに望んでいた答えとは程遠いものであれども。 あるはずのない、受け入れていいはずのない“救い”を、自身の模造にとはいえもたらしたものではあれども。 それでも、それでもオディオは肯定した。 心から、“勇者”ユーリルの在り方も、また一つの在り方だったと肯定した。 何故ならば、何故ならば。 “勇者”ユーリルも今や“敗者”だからだ。 “いのり”を成就させることなく、オディオを救えずに死んでいった“敗者”だからだ。 故にこそ、オディオはユーリルの“いのり”を受け入れた。 敗者の王として、“敗者”の言葉を受け入れた。 敗者はかえりみられなければならない。 オディオは思い出す、“勇者”ユーリルの“雷”の輝きを目にし、連想した、二人の人間を。 この殺し合いよりもずっとずっと昔の、オディオがまだオルステッドだった頃に看取った二人の敗者を。 “勇者”ハッシュ。 “僧侶”ウラヌス。 人間の愚かさを十分に知りながらも、それでも、最後まで人間を信じようとした存在。 信じて、信じて、信じて、信じようとして、信じたかったのに、利用され、裏切られ、朽ちた者達。 今でも、彼らのことは覚えている。 強く、強く、この胸に刻んでいる。 殺し合いの始まりを告げた場にて、オディオに攻撃してきたわけでもない“僧侶”クリフトを殺したのも、感傷故ではないとは言い切れない程に。 「あなた達は、正しかった……」 ハッシュ達が痛感したように、人間は余りにも弱い。 信じるものに縋らなければ、人は誰かを護ることはできない。 そして、信じて尚、誰も“救えなかった”ならば。 信じて尚、裏切られたならば。 人はその時、“魔王”となる。 果てしない“憎しみ”のままに、満たされることなく、自分さえ救えぬ者となる。 そのあり方はまさに、ユーリルが説いた、“救う”者たる“勇者”の対たる存在そのものではないか。 そして、ハッシュやウラヌス、ユーリルを肯定したように。 「お前達もまた、間違ってはいなかった……」 最後まで仲間を信じ抜いた“最たる勝者だった”男達のことも。 愛ゆえに誰かを勝者にしようとし手を汚した女達のことも。 人間に幻想を抱き続けた人ならぬ者達のことも。 欲望のままに生き、再び敗れ去った敗者達のことも。 自身が掲げる“いのり”のままに、魔王オディオは全ての“敗者”を肯定する。 お前たちは間違っていなかったのだと。 この世に間違いがあるとすれば、それはお前たち敗者をかえりみない者達――即ち人間なのだと。 さあ、此度も刻みつけよう、お前達、敗者の存在を。 己の勝利に酔いしれ、時には他者の勝利さえ我がものとし、果てしなく欲望を抱いていく人間達に! ▽ 「……時間だ」 手にした感応石に思念を込める。 小ぶりな感応石は、空中城に安置した巨大感応石に共鳴。 更に遺跡ダンジョン地下71階へと設置された、もう一つの巨大感応石と連動。 島中へと、オディオの声を拡散させていく。 「諸君達の中には、放送どころではない者もいよう。 既に誰が死に、誰が生き残っているかを正確に認識している者もいよう」 そして島中の全ての者へと声を至らせられるということは、転じて島中の全てを見聞きできるということだ。 こうして放送を手がけている間にも、玉座の間に幾枚も設置された大鏡に、生き残った者達の姿が転写されている。 闇の王が哀れなガイデルに声を届けるために使っていた媒介を模した大鏡が、今はオディオに、参加者たちの声と姿を届けていた。 だからこそ、オディオとて理解している。 この放送の半分以上は、意味を成さないものだということを。 カエル達の襲撃に始まったこの島最後やも知れぬ大戦。 剣を手にし、魔法を唱えながら駆け抜ける者達には、放送どころではない者もいるであろう。 或いはもはや、放送など、聞くまでもなく、此度の死者を把握している者さえもいる。 それでも 「されど心して耳にせよ」 オディオは言う、心して、耳にせよ、と。 「禁止エリアの発表からだ。 7 00よりD-6、D-7 9 00よりD-5、A-8 11 00よりB-8、F-7 ここまでだ」 それは彼ら“勝者”達の命を縛る禁止エリアについてのことか。 違う、言うまでもない。 禁止エリアなど、所詮はオディオにとっておまけに過ぎない。 そのようなもので追い詰めずとも、愚かな人間達は己が欲望の為に殺し合ったはずだ。 人間達の遭遇率を高める為だというのなら、初めからもっと小さな島で殺し合いを開催すればよかった。 禁止エリアを設定した真の目的は一つ。 驕れる勝者達に、否が応でも放送を聞かせ、敗者たちの存在を知らしめるためだ。 「続いて此度の死者達の名だ。 アシュレー・ウィンチェスター。 ユーリル。 マリアベル・アーミティッジ。 ――彼ら三名が新たなる敗者だ」 勝者達は敗者たちの存在を思い知らされることで、人が、己が、欲望のままに他人を殺す存在だと知らしめる。 「彼らの名を聞き、たったの三人だけかと思った者はおらぬだろう。 その一人一人が、大きな意味を持つ者達であったことを、諸君達は知っていよう。 それでいい。 敗者はかえりみられなければならない。 彼らはお前達の成り得た姿だ。 そして明日の姿でもあり得る。 お前達勝者とて、彼ら敗者同様、自らの欲望のままに、感情のままに生きているに過ぎない! お前達と彼らとの違いはただ一つ! お前達が勝ち、彼らが敗れた、それだけだ!」 同時に、自分が殺した者達を、誰かに殺された者達をかえりみさせる。 それこそが、放送の意味! 「なればこそ、勝者達よ! 敗者たることを否定せし者達よ! 勝者たり続けて見せろ。最後の勝者になって見せよ。 自らの願いこそ、あらゆる敗者達を押しのけてでも叶えるにたるものだと証明してみせよ!」 そして真なる勝者たらんとしている者達が感知した2つの存在――“ラヴォス”と“メイメイ”。 彼女達もまた、死者をかえりみる為にオディオが呼び寄せたのだ。 ラヴォス。 この島の遥か地下、背塔螺旋の伸び行く先に、泥のガーディアンの代わりとばかりに星の核に根を下ろさせし存在。 かのものは、正確に言うならば、ラヴォスであってラヴォスでない。 ラヴォスと呼ばれクロノ達と対峙した鉱物生命体は、いずれ時の復讐者に成り得る未来があることから、闇黒の支配者同様、手出し無用と判断。 ならばと自らの力で復讐するには足りないラヴォスの幼体――プチラヴォス、プチラヴォスR達の怨霊を召喚。 クロノ達に敗れ去ったかの者達の憎しみを核に、新たな成体のラヴォスとして束ね、新生させたのだ。 無論、この新たなるラヴォスは、生まれたてが故に、クロノ達が戦った個体に比べて、数段階弱い。 ラヴォスの最大の特徴たる星への寄生及び、生物の遺伝子を収集しての進化を未経験なのだから、仕方がない話だ。 しかし、その欠点すらも、オディオからすれば喜ばしいことだった。 何故ならば、白紙の存在であるが故に、この新たなるラヴォスは、純粋にこの島での殺し合いの記憶のみを刻んだ存在へと進化させられるからだ。 そう、オディオがラヴォスに望んだのは、かの者が持ちし、あらゆる生命を記憶するというその性質。 加えて、魔王ジャキの姉サラを取り込み、夢喰いへと進化することで見せた、負の感情との融合という新たな可能性。 それらに目をつけたオディオは、この殺し合いが始まって以来のありとあらゆる記憶をラヴォスに喰らわせた。 星を喰らわせるでもなく、夢を喰らわせるでもなく、時を喰らわせるでもなく、敗者達の死を喰らわせ続けた。 勝者達が戦えば、戦うほど、彼らの生体データや遺伝子、時間と努力を費やして得た剣技や技、知識や想像力をラヴォスは学んだ。 敗者達が生まれれば生まれるほど、彼らの憎悪や絶望、恨み、悲しみ、怒りに未練や無念といった負の感情をラヴォスは吸収していった。 結果、今や新たなラヴォスは、この殺し合いそのものであり、新たなるオディオと言ってもいい存在へと生まれ変わった。 もしも、オディオを討たんとする者達が現れるなら、その時は、かの者――“死を喰らうもの”が立ち塞がるであろう。 時の復讐者ならぬ、敗者達の復讐者として。 とはいえ、ラヴォスは特性上、あくまでも、この殺し合いや敗者達のことを自らが進化するためのデータ、餌としか見なさない。 それらを喰らい進化したラヴォスを目にし、オディオ自身や、勝者達が、敗者たちをかえりみることはあっても、自らが敗者をかえりみるわけではない。 ラヴォスが糧とするデータ自体も、ラヴォスが必要とするものだけを選りすぐった偏りの激しいものだ。 これでは真に敗者をかえりみてるとは言いがたい。 そこで、ラヴォスと対になる存在、敗者達の能力や負の感情ではなく、想いや願いをかえりみる存在として、オディオはメイメイを招いた。 かの占い師もまた、マリアベル同様、人間に幻想を抱きし人ならざる存在だ。 だがそれ以上に、人間達の心や未来を見抜く力がありながらも、彼女はあくまでも、傍観者として徹する。 たとえその先に待つのが悲劇であっても、メイメイは止めはせず、人々の選択を善悪によらず肯定し、全てを見届けようとする。 そのあり方こそを、オディオはよしとした。 彼女以上に平等に、この殺し合いの行く末を見届けてくれる者はいないだろうと。 敗者の王たるオディオも、この殺し合いを強要した立場である以上、平等性に欠く。 とあるギャンブラー風に言うのなら、オディオはこの殺し合いの元締め、ゲームマスターだ。 皮肉にも、敗者の王は、自らが集めた勝者達に対して圧倒的に、勝利に近い位置にいる。 なればこそ、君臨する王ではなく、オディオをも含めた全ての者達を平等に見届ける存在をこそ、オディオは求めた。 事実、メイメイは、セッツァー達勝者に、敗者をかえりみさせたように、オディオが望んだ以上に、上手くやってくれている。 本人は、何をしているつもりもなく、それどころか、何もできないことを歯がゆく思っているだろうが。 契約で繋がっているオディオは知っている。 一見呑んでは寝てばかりいるメイメイが、その実、自らの力を行使して、この島で起きている全ての出来事を見通していることを。 未来を詠み、今を視る度に、呑む酒の量を増やしていっていることと、その意味を。 「その果てに魔王を討たんとしている者達よ。 確たる望みもなく、数多の願いを踏みつぶし、私へと至らんとする英雄達よ。 それもまた良かろう。 我が手により潰えるか、我が前に現れる前に殺し合いの中で力尽きるか。 どちらにせよ思い知ることとなるのだからな。 真の勝者は誰だったのかを!」 ならばこれ以上、オディオにとって必要なものはない。 No more Bet,It s a showdownとはよく言ったものだ。 あの日記に目をつけるだけのことはあるということか。 まあいい。 たとえ首輪を解除した者がおり、これから後に更に現れようとも。 あの日記が解錠され、陽の下に綴られし内容が晒されようとも。 オディオはただ待ち続けるだけだ。 人形を侍らせ、復讐者を共とし、傍観者に見届けられる中、全ての答えが彼の眼前に示されるその時を。 ※オディオの居城は墜落したロマリア空中城@アークザラッド2をオディオの力により改修したものです。 現状では、遺跡ダンジョン地下71階にある感応石と連動する巨大感応石を搭載していることや、 最深部のガイデルのいた場所がOPENINGでの玉座の間に改修されていることが確定しています。 他にも、幾つかの変更点、追加点があるかもしれません。お任せします。 現在は、C-7上空に待機しています。 オディオの空間操作能力で、触れることも触ることも不可能ですが、メイメイさんの店のように強力に隔離されているわけではありません。 ※カエルが察知した存在は、クロノ達に敗れたプチラヴォス達を進化・融合させて生み出された新たなるラヴォス“死を喰らうもの”でした。 本文中にて、クロノ達が戦った個体よりかは劣ると記述しましたが、それは誕生時点でのことです。 強者達の戦いの記憶と遺伝子を収集し、敗者達の憎悪をはじめとした負の感情を吸収した今、かなりの力を持つと思われます。 姿形能力など、細かい点を含め、後々の書き手の方々にお任せします。 ただし、“死を喰らうもの”は“時を喰らうもの”@クロノ・クロスとは別個体であり、 オディオが自らやこの殺し合いに関係しない思念が混ざることを望まなかったころもあり、時間と次元を超越する能力は備えておりません。 ※メイメイさん@サモンナイト3はあくまでも、傍観者としてオディオは召喚しました。 オディオは彼女を自身の戦力としては絶対に扱いません。 時系列順で読む BACK△134-2 龍の棲家に酒臭い日記(後編)Next▼136-1 世界最期の陽(前編) 投下順で読む BACK△134-2 龍の棲家に酒臭い日記(後編)Next▼136-1 世界最期の陽(前編) 130 〈 愛ちぎれる 金色の 断章 〉 オディオ 143 堕天奈落 ▲
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機鉱世界アウルーゼ 文明―――S 技術―――SS 軍事力―――S 潜在能力―――CCC 概要 瞑想世界が内包する機械・鉱物生命体が息づく世界【アウルーゼ】 国家として形式をなした勢力は遠い昔に滅んでいるが、現在でもその時に生み出された無数の自律機械群が行動しており、その自律機械群の中でも特に性能の高い一部のものがこの世界の代表として各世界に名を表している。 エスタ・ラティア真星帝國の同盟国家(実質的に属国)である。